いつもの日曜日。
が、この日はイレギュラーな日曜日。
Gから「買い物つれってやるから起きたら車で来い」との連絡があり、連れてってとお願いもしてなければ、何故母の家に置いてある車まで極寒の中を歩き、更に早朝に何故20分かけて運転し、買い物に連れてってもらわなければならないのか?
???の連発である。
子どもじゃあるまいし、買い物くらい自分で行けますが・・・。
(ちなみに、G?Who?という方はこちらを⇒Gの真実)
そして、全くもって意味不明な車の乗り換えをし、連れて行かれたのが業務用スーパー。
入り口には、まず野菜。
「おっ。玉ねぎ安いぞ!
一袋でこれか。
ん?
2キロでこれか。
おっ?
5キロでこれは安いぞ!
これ買え!」
早くも意味不明。
女の一人暮らしで、玉ねぎ5キロも買ってどうすんねん・・・。
「おまえ!おから上手いぞ!
1キロでこの値段だぞ!」
嫌いじゃないけど、特別おから好きでもないのに、なぜかおから1キロもカートin。
「鶏肉好きだべ!
2キロでしかも広告の品だぞ!」
母のお弁当のおかずにしか使わない鶏肉を、2キロ・・・in。
「おまえこんにゃく好きだべ!
安いぞ!」
またしても意味不明に1.5キロのこんにゃくin。
確かにこんにゃくは好きだけど、1.5キロもあってどうすんの?
大体、1.5キロのこんにゃくって何・・・?
安くて大きければ何でもいいんかい( ゚д゚ )!!
まーそんな感じで、私が特に必要としていないモノを盛りだくさんカートに詰め込み、
あ。
しかもこの買物には前提条件があって、その業務用スーパーに行く前に、
「ちゃんと考えてこれで済ませよー♪」
と、7千円渡されていた。
が、謎に玉ねぎ5キロとか全てキロ単位でどんどんカートに突っ込まれて、7千円・・・?
ふっ・・・・・・
計算が苦手な私でもわかる。
どう考えても足りる訳が無かろうが。
不要なモノすらもカートに積み込まれ、いざレジへ。
Gはその間、ポイントカードなるものを作りにサービスカウンターに行っていた。
身長165cmの私と並ぶと、Gは私よりやや小さい。
そして会計。
7千円の倍くらい。
私は、必要が無い時に財布を持ち歩かない。
というか、ポケットに入るもの以外は、基本持ち歩きたくない。
しかし、会計金額は7千円の倍。
後ろには会計待ちのお客さんが数人並んでいる。
払うお金は、ない。
というかそもそも、お金を持ってない。
呑気にただ、「買い物に連れてってやりにきた」だけなのである。
うむ。
随分おかしな日本語だ・・・。
ふむふむ。
2秒ほど考えた私の結論は、
「Gを呼ぶ」
単純。
私は、サービスカウンターにいるのだろうが、小さくて姿が見えないGに向かって叫んだ。
何てって?
それは、こう。
「パパー!!
お金が全然足りないよー!
全然足りなくて払えないよー!!
パパー!!」
もう、パパビックリ。
小さいおじさんが遠くから走ってくるのを見て、私は、なぜ玉ねぎ5キロも買った・・・?
と疑問を抱かずにはいられなかった。
そこから解放されたのがpm1時頃。
それからは、何とまぁ3週間ぶりの「いつもの日曜日」。
母との共用車でこの謎のお買い物に行っていた私は、
とりあえず母宅へ。
母の労いの言葉は
「朝からお疲れ様ー(^O^)/」
・・・・・・・。
本当に。
本当にそうですね。
お疲れしました・・・。
そしていつもの日曜日は、ここから始まる。
母の第一声。
「何か食べた??」
朝から今の今まで謎の買い物に行ってて、食べてる訳ないし・・・。
「とりあえずごはん食べに行こっ!
もうお腹空いたーっ(;_;)!」
そしていつもの、あんまりびっくりしないハンバーグレストランへ。
席に座るなり、母は言った。
「私、2千円しかないの。
うふぇふぇっ(*´ω`*)」
うふぇふぇじゃなくて、それじゃランチ代もカラオケ代も無いじゃないか( ゚д゚ )
「大丈夫!
タバコはあるから(*´ω`*)♪」
大丈夫の意味がまったくわからないが、何なんだろう?
この娘依存型システムは・・・。
私も2千円しか持ってなかったら、どうするつもりなのだろう・・・。
話題は占いから親戚の話になり、会長の話へ。
(⇒会長の記録)
先週、仕事で私が数日間不在だったので、母に会長を預けていた。
母の家には、当たり前のように花ちゃんがいる。
花ちゃんと会長は身体の大きさにそれ程差は無いが、花ちゃんはおよそ10歳。
立派な大人です。
会長は身体は大人だけど、2歳半。
まだまだ遊びたい、おちゃめなお年ごろです。
母の家で花ちゃんが気持ちよくお昼寝しているところに、会長がのっそり近づいて、「遊ぼうよーねぇ遊ぼうよー」と、(母曰く)しつこく手を出していたんだとか。
そのあまりのしつこさに、花ちゃんが初めて怒ったらしい。
母の言葉だと、
「ひめがシュイッ!シュイッ!ってしつこくて、
花もついにブワッ!って怒ったんだから(・・;)
だから私も慌てて
『ケンカしちゃだめよっ!』って止めたんだからっ(・・;)」
シュイって・・・
ブワって・・・
これは私にしか理解できない母言語で、解説すると↑そういう事らしい。
そして、
「ひめ、喋るわっ(・・;)!」
そう。
会長は喋る。
鳴くとか声を出す訳じゃなく、喋る。
以前母にそう話した時は半信半疑だったが、話しかけられたらしい。
「でも『待っててね』って言ったら逃げていなくなるから、出かける時は何気なく近づいてシュッと捕まえれるようになったわ(*´ω`*)」
擬音の嵐で翻訳しなきゃ伝わらないけど、まあ何か、楽しく会長お留守番生活を送っていたらしい。
そして恒例のカラオケへ。
一曲目。
「この歌今日20回以上聞いてたから、歌えると思うんだっ(*´ω`*)
ウェイ・・・
ウェイトゥー・・・
it!!」
「Way to love!
Way to itってどこ行くの( ゚д゚ ;)!?」
母よ。
聞くのはいいけど、タイトルも覚えましょう。
「あれ。今日はティッシュ忘れたな。」
「ティッシュ?あるよ。何に使うの?」
「はっ・・・?
鼻かむんでしょっヽ(`Д´)ノ
他に何するのっヽ(`Д´)ノ」
確かに。
テーブル拭いたりとか、メガネ拭いたりとか・・・
と思って、マジメに変な事を聞いてしまった。
おもむろに母が、
「私やっぱり、
肺活量が足りないんだわっヽ(`д´;)ノ
全然息続かないもんっヽ(`д´;)ノ 」
と、何を今更?な事を言い出した。
「肺活量は訓練で鍛えられるよ。」
「あ!え!お!う!い!」
・・・・・・。
いやいや、それは発音や発声。
しかも何か、順番めちゃくちゃ・・・
もう、ミラクルの連発である。
母も私も、かれこれ一ヶ月以上風邪を引いている。
二人して咳き込みながら、この日も2時間、一切の休憩もなく歌い続けた。
咳き込みながら、時に鼻をかみながら。
まるで何かの試練かのように・・・。
そして夜ごはん。
今日はチーズフォンデュへ。
(⇒この4軒目)
数ヶ月前から、母には必ず乾杯の音頭を任せている。
「今日は、三週間ぶりのカラオケでしたっ(*´ω`*)
ストレスも発散できて、スッキリしました(*´ω`*)
・・・・・・。
それでは・・・
それでは・・・・・・
乾杯と行きましょうっ(*´ω`*)!」
どふっ・・・www
何それ( ゚д゚ )??
送別会のスピーチですか( ゚д゚ )??
乾杯と行きましょう!カンパーイ!!
って、二人ではそうならんでしょ・・・( ゚д゚ )
今回は母の乾杯音頭史上、一番の傑作であった。
そして私にとっては、とてもハードな日曜日であった・・・。