ビーツ買ったぁぁぁ!!
Beー2ー!!
・・・うるさっ。
ビーツっていう赤かぶ的存在の野菜があって、
あって、、、
こういうやつ。
(※Wikipediaより
肥大した根は深い赤紫色で、アブラナ科のカブに似ているため「赤蕪」と呼ばれることがあり、19世紀には英語で「血蕪」(blood turnip)と呼ばれたこともあるが、ビートはアカザ科なのでカブの近縁種ではない。東ヨーロッパ、東欧、西アジア、北アフリカ、南北アメリカなどで盛んに栽培されている。)
んで、私が買ったのはこんなやつ。
まー、土付いたカブみたいな大根みたいな、そんな系?
んで。
せっかく寒い時期しか新鮮なビーツが採れない、かつこの地域じゃなきゃ缶詰以外は見る事もないし。
となれば。
生で食べよう!
生で!
生ビーツ。
ただこのビーツ君(←恐らく男性)、切っても切っても金太郎飴のように真っ赤で、しかもこの赤が布や服に付いたらまず色は落ちない。
手や顔に付く分には、洗えば落ちるから問題なし。
びっくりするくらい華やかな血染め色になるけど。
手も。
顔に付いても。
服オッケー。
布巾オッケー。
手もオッケー。
シャーッ!!
生ビーツのサラダ完成!!
ふむ。
ふむ・・・。
切っただけ・・・。
後日、この切っただけのビーツ君を『ビーツはやっぱりボルシチでしょっ!』という事で、ボルシチ作り。
と言うても、肉が無い。
ニク無。
私はニク無ボルシチでも何ら問題は無い、が。
食べログ的にグルメレポしてる私たち親子にとって、私が調理したモノを母が食べないなんて事は、まず無い。
何かそれっぽく挽肉入れて、ボルシチ風にして出来上がったのがコチラ。
母用に挽肉入れたなら、素直な私はもちろん母に連絡する。
”ボルシチ作ったけど食べる?”
”イタリアンだってわかるから、散歩で寄るわ(*^^*)”
”ロシア料理です”
・・・・・・。
カタカナなら何でもイタリアンかい( ゚д゚ ;)
そして夜のお散歩の時、いつも通り「ただいまぁー(*´∀`*)」と母はやってきた。
母の賢いところは、決して「どうやって作ったの?」とは尋ねないところ。
作り方聞いても作る訳じゃないし、そもそも作る事もないし。
そんな母の正しい質問のシカタ。
「で、ボルシチって何なの(´・ω・`)?」
「ロシアの家庭料理でいろんな野菜やニク煮込んで作るスープで、ビーツっていうこの赤いのが必ず入るんだ。
上にホントはサワークリーム乗せるんだけど、無いからその上のは水切りヨーグルト」
「ふぅーん・・(゚∀゚)」
一応説明したけど、絶対わかってない返事。
そして、私もそれ以上の説明はしない。
が、
「んまいわっ(*´∀`)!!
何これ、うんまいわっ(*´∀`)!!」
何かわからなくても、うんまければオッケー。
しかしこのボルシチはビーツと挽肉だけじゃさすがに成立しないので、もちろん他の材料も使ってる。
ひよこ豆、トマト、玉ねぎ、キャベツ、
人参、セロリ。
人参を馬の餌呼ばわりし、セロリは食べ物じゃないとまで言う母は、つまるところ形が見えなければ何でも食べれるって事らしい。
案外人の好き嫌いって、視覚情報がほとんどなのではないだろうか。
人は見た目が何割とかって本もバカ売れしてたし。
母の好き嫌いも、そんなもんかね。。
この日母は、
「ボルシチはロシア料理っていうのは覚えたわっ(*´∀`*)」
と、
胸を張って帰って行った。