母は造語を創り出す天才でもあるが、言葉の使い方を、時々激しく間違える。
まーったく意味が通じない程、激しく間違える。
例えば・・・こんな感じに→造語のお話
ついに5軒目の行きつけの店となったイタリアン系オシャレ居酒屋で、いつもの様に2人でワイワイキャーキャーしていた日の事。
あ、みなみに、母は店の名前も覚えない。
毎週欠かさず行ってるカラオケ屋の名前すら、きっと知らないと思う。
「たまにあそこ行くか。
あの・・・
あれのとこさっ( ^ω^ )」
「あぁー。◯◯ね。」
「あんた・・・
良くわかるね・・・」
私がわからなかったら、2人で思考の沈黙に陥るじゃないか・・・。
で話を戻すと、この店の名物らしいプロボローネっていうチーズを鉄板で焼いた一品があり、その名も、
「プロボローネチーズのステーキ」。
うん。そのまんまね。
丸い鉄板に軽く溶けたチーズが載ってて、真ん中にソースが入った小さな器が置かれた状態で出てきた。
チーズに付けるソースといったら、大体は色を見たら何のソースかわかると思う。
このソースは、緑だった。
正確に言うと、緑の何かのペースト状?
今度は写真撮ってこようっと。
あ、撮ってきた。※2015.12.20
母の渾身のリクエストでオーダーしたチーズステーキを見た、母の第一声。
「どうやって食べるの( ゚д゚ )?」
チーズにソースを付けて食べるんでしょうが。
そしてソースを見て、
「これ何( ゚д゚ )?」
・・・・・。
「ソースだよね。何のソースだと思う?」
「ん~。。。
ば・・・
ば・・・・・・
バルサミコっ(*´∀`*)!」
先日某大手チェーン居酒屋で、野菜サラダ・バルサミコソースっていうのを食べたからバルサミコしか出てこなかったんだろうけど、バルサミコは赤い。
むしろ黒に近い。
このソースは緑である。
イタリアンでチーズでソースで緑と来たら、80%以上はバジルだと思って良い。
私がよく母に作るパスタには、毎回必ずと言っていいほどバジルは使っているのに、毎回
「美味しいわっ( ´∀`)」
しか言わない母は、何の材料や調味料を使ってるのかも知らないというか、興味無いんだろうな。
こーいうの作っても、
「うまいわっ( ´∀`)」
の一言っす。
感想が欲しい訳じゃないからいんだけど・・・。
んで、そのバジルソースをプロボローネに付けて食べた母の第一声。
「美味しいわコレっ( ゚д゚ )!!」
だからさ。
いつも同じじゃ分からんわっ(ノ`Д´)ノ彡┻━┻
という事で、聞いてみた。
「どんなふうに美味しいの?」
回答。
「なんて言うかね、噛めば噛むほど味が出て美味しいのっ( ´∀`)」
うーん。。
もう一度聞いてみた。
「もし芸能人に例えるなら誰みたいな感じ?」
回答。
「松田聖子!」
うーん。。
噛めば噛むほど味が出る松田聖子。
うーん・・・。。
そして次にこの店に行く時、母に
「どこかお店見つかった?」
と聞かれた私は、
「松田聖子のチーズの店に電話しておいたよ。」
と答えた。
そうしてこのイタリアン系オシャレ居酒屋は、
「松田聖子」に勝手に改名された。