先日母が髪を切るというので、私も重い腰を上げ、便乗して美容室に行ってきた。
いつも通りに改札前で母と合流し、時間に少し余裕があり、母が「靴下欲しいの」と言うので、通り道の服飾雑貨屋さんへ。
「一個300円かぁ・・・高いなぁ(;´Д`)」
300円で高いなら、この辺では靴下すら買えないと思うが。
「やめてパン買ってくっ(*´∀`*)」
「私の好きなデニッシュパンが無いっ(´;ω;`)」
ちょと早いけど、大人しく諦めて美容室に向かいましょう。
この日は終わり次第自由解散としていたので、先に終わった私はどこかで1杯飲んで帰ろうと、美容室を出てふらっと歩き始めた。
んが。。
知ってる店も知らない店も、どこからどう見ても満席か、外にまで行列。
何事だろうか?
私が知らないだけで、何か壮大なイベントでもあったのだろうか。
と思っているうちに、自宅まであと3分の所まで来てしまっていた。
ここまで来るともう選択肢は限られているので、久しぶりに琉球居酒屋へ。
思いがけず近所まで歩いてきてしまったので、一応母にも連絡すると、ちょうど終わった所らしくご飯を食べに寄る事に。
”何か頼んどく?”
”焼きうどんみたいなのあったよね?”
焼きうどん・・・。
私の目には、メニューには沖縄そばやソーキそばしか映らない・・・。
マスターに「焼きうどんみたいなのってどれ?」と聞くと、「あ、沖縄焼きそばだと思います」
とても失礼な聞き方。
そうして、5月最後の日曜日。
いつもの日曜日。
いつものそんなにびっくりする事ももう無いハンバーグファミレスに行くと、店内入ってすぐの所に『土日祝日、全面禁煙』の文字が。
「あらまぁ・・・禁煙だって。禁煙」
と母に言ってるにも関わらず、母には見えていない?
「二名。喫煙」←ナゼか強気。
「本日は全席禁煙になっております・・」
「(`д´;)!!」
ようやく私を振り返った母。
「禁煙って書いてあるよって言ってるのに。また変わったね」
という事で、久しぶりに普通のファミレスへ。
母はどんな物事にも、必ず何かしらの原因と結果を結びつけたがる傾向がある。
しかも無意識的に。
「やっぱりさっ!あっち禁煙になったからこっちがこんなに混んでるのかなっ(*´∀`*)!」
「いや、関係無いと思うよ。毎週日曜の昼に必ずあの店に行く喫煙者はそう多くないだろうし」
「( ゚д゚ ;)!!
そうか。毎週いる人なら見たらわかるもんねっ( ゚д゚ ;)!」
んで、この日も先週に引き続き8月の旅行スケジュールを詰める事になっていたので、用意していた資料などなどをパソコンで開き、母に見せる。
先日”わかるようにしておいて”と母に言われたおかげで、PCに『2016.8』というフォルダーを作らねばならぬ程の膨大な量。
一時間半程かけて、分刻みのスケジュールが概ね決まった。
かなり体力勝負な、ハードな旅行になりそうな予感。
その後、やはりいつものカラオケへ。
このカラオケ屋に通い始める事、早3年。
この店だけでよく潰れないなーと思っていたら、求人募集の張り紙があった。
『本店勤務』
ほ、ほ?
本店?
よく見たら、これまた近所にあるレンタルビデオ屋の名前が。
言われてみたら、同じ名前だったような。
ジャンルは分からないしいかにも怪しげな店で全く興味が無かったけど、レンタルビデオとカラオケ。
ある意味、理に適ってるのかもしれない。
先日から風邪を引き鼻水特化型風邪薬を飲んでいる私は、鼻も喉も粘膜という粘膜が渇ききっているので、ピッチャーで水をもらい、二時間で軽く1リットルは水を飲んだ。
母は依然として強気である。
「弱っちょろいから風邪引くんだよっヾ(*´∀`*)ノ私なんてインフルエンザだってうつらないんだからっ(*´∀`*)!」
弱っちょろいかどうかは別にして、風邪を引く時は誰だって風邪引くと思うけど。
カラオケからーのー。
夜ごはん。
以前一度行こうかと思ったら、その日がオープン日だったので違う店にしたという、何となく行きそびれた博多系居酒屋に。
食べ飲み放題2980円。
破壊力抜群の爆安価格。
全60品食べ放題、90分飲み放題。
店員はハンディー(注文を厨房に送るリモコンみたいな機械)も持たず、手書きらしい。
と思ってたら、私たちが注文用紙というかタダの紙に、注文番号を書くらしい。
あらゆる面でコストを削減した、ある意味合理的とも言えるシステム。
「あ。手羽先あるよ」
いつだったか私の出張に母がついてきて、東京で『はとバス観光』をした母を、下町の手羽先専門店に連れて行った事がある。
そこで手羽先を食べてから母は『手羽先LOVE!』になり、同時に手羽先にとてもうるさくなってしまった。
なので、私が名古屋に行った時のお土産手羽先は、もう一度も食べてないモノは無いであろう程食べ尽くしているはず。
ちなみに私は、食べるのが面倒だしいちいち手が汚れるので、特別手羽先が好きな訳ではない。
普通の鶏肉で十分。
そんな訳で、まずは手羽先を注文。
「わたし明太子も食べたいっ(*´∀`*)♪」
頼めば良いではないか。
「卵焼きも食べたいっ(*´∀`*)♪」
頼めば良いではないか。
「牛タンも食べたいっ(*´∀`*)♪」
もう勝手に頼みなさい。
母待望の手羽先が来るまで、明太子や卵焼きをつまみながら
「店の名前何だっけ(*´ω`*)?
そぎゃんいがん(*´ω`*)?」
・・・・・・。
いくら何でも博多弁に対して失礼だろう・・・。
と、手羽先現る。
「こちらが黒でこちらが白でこちらが赤になります」
赤しか分からん・・・。
「わーあっ(*´∀`*)!一個食べるっ(*´ω`*)?」
一個かい(ノ`Д´)ノ
いらないけど。
私は翌週に出張が入っているので、会長が母の家に下宿する事になっている。
「来週の戻りなんだけど」
「ヴぁ(๑´ڡ`๑)?」
ひとまず手羽先を全部食べるまで手羽先から手を離そうもしない母は、手も口も大忙しで、今話しても無駄らしい。
「美味しいかい?」
「ふんっ(๑´ڡ`๑)」
久しぶりに美味しい手羽先が食べられる店が見つかって良かったよ。
話は聞いちゃいないけど。
んで、話は最初の美容室にまでグーッと遡る。
「この前の美容室さっ(*´∀`*)私の方の男の子は感じの良い子だったよっ(*´∀`*)そっちの子は何かモサッとしてたよねっ(*´∀`*)」
そう。
母はさり気なく自覚無く、さらっとひどい事を言う。
ニュアンスは伝わるけど、モサッとって・・・。
「私、髪にコシもあってボリュームもあるって褒められたんだからっ(*´∀`*)!!このぐらいの年の人は大体それで悩んでるのに立派な髪だってっ(*´∀`*)!!」
「私もスゴいサラサラですねーって言われたけど、陽に当たらないからじゃない?って会話終わったな」
「あんたの髪なんて細くて素麺みたいでしょっ(σ・∀・)σ私の髪なんてうどんの様にコシがあるんだからねっ(*´∀`*)!!
稲庭うどんじゃなくて讃岐うどんだからねっ(*´∀`*)!!コシもあってしっかりしててボリュームもあるんだからっ( ´∀`)b」
素麺vs讃岐うどん。
不毛な戦いである。
5月最後の愉快な日曜日は、手羽先と稲庭うどんの猛攻によって幕を閉じた。