バースデー帽子

カラオケ・イベント

灼熱と食欲のBirthdayの軌跡。

母の御生誕記念日である。

 

 

私の祝い方は年々進化を遂げており、年々形も変えている。

 

 

今年はお店は母のリクエストで早くに決まっていたので、店選びではなく細々とした事を、ちまちまと仕込んでいた。

 

 

お店にバースデーケーキを頼む事が出来なかったので、前日になってケーキを手作りする事にした。

 

 

生クリームを手でシャカシャカしてたら、泡立つ前に暑さで倒れるな・・・と思ったので、母の好きなアップルパイを作ろう、と思い立った。

 

 

作った事ないけど何回か食べた事あるし、何か粉はあるから生地作れるはずだし、リンゴ買えば何とかなるだろ、と。

 

 

リンゴ買ってきて、一応参考までにとレシピを調べてみる。

 

 

『FPで撹拌し〜』『麺棒で伸ばし〜』『濡れ布巾で〜』『スキッパーを使い〜』

 

 

・・・ふぅーん。

なるほどなるほど。

 

 

FPとはファイナンシャルプランナーじゃなく、フードプロセッサーの事ね。

 

 

麺棒って、なんかでっかい木の棒の事だよね。

 

 

会長の耳掃除用の綿棒しか無いし( ´ー`)

 

 

布巾を濡らせば濡れ布巾だろうけど、スキッパー・・・すきっ歯?

 

 

レシピ投稿サイトのレシピを投稿してる人たちは、自分が持ってる調理器具は誰でも持ってるのが当たり前だとでも思ってるのだろうか。

 

 

胸を張って言うが、この中の何一つとして、私は持ち合わせていない。

 

 

ていうか、煮物も焼き物も炒めモノもフライパンひとつで作ってるし、調理器具といってもボールとザル、フライ返しとお玉と木べらぐらいしか無いし。

 

 

スライサーやピーラーも使わないから、まな板と包丁とフライパンで何でも出来ると信じてる。

 

 

という事でレシピは全く参考にならなかったので、いつも通り雰囲気でアップルパイ作りスタート!

 

 

ビニール袋にバターと塩と砂糖と薄力粉入れて、壁の柱に叩きつけまくり、適当に揉んだら放置。

 

 

生地作り終了!

 

 

リンゴの皮剥いて、フライパンでぐつぐつ煮ているうちに、早くも玉のような汗が・・・(;´Д`)

 

 

連豆くんのオーブン余熱は・・・

何となく200度くらい?

 

 

おおー。

 

 

フライパンのリンゴから、気持ち悪くなるくらい甘ったるい匂いがしてきた。

 

 

私は、俗に言うスイーツ系があまり得意では無いのである。

 

 

よーし。

 

 

型は無いからグラタン皿に生地を敷いてー

 

 

と、ここで誤算。

 

 

パイにして包むには、どう見ても生地が足りない。

 

 

まあいいや。

下だけあれば、リンゴはオープンな感じで行こう。

 

 

眼前ではフライパンの熱。

背後からはオーブンの熱。

 

 

ぬおおぉぉぉぉ・・・!

 

 

こうして1人苦悶しつつ、前日の深夜0時20分、灼熱のバースデーアップルパイもどき作りは終わった。

 

 

翌、当日。

 

 

仕事帰りの母と待ち合わせして行く事になっていたので、必然的に花ちゃんのお散歩は私が行く事に。

 

 

6時過ぎに待ち合わせなので、4時頃お散歩出発。

 

 

すこぶるお天気が良く、私はただ突っ立ているだけで汗が流れてくる。

 

 

いつもの時間帯と違うお散歩のため、花ちゃんは何か目新しい食べ物は落ちてないかと、ウッキウキである。

 

 

ウッキウキなのはいいけど、食べ物探しのため一向にお散歩進まず。

 

 

だんだん時間も無くなってきたので、止む無く引きずるように帰宅。

 

 

ごはんをあげておやつもあげたら、「どうせ出かけるんなら早く出てけばいいじゃない」と言われた。

気がした・・・。

 

 

キレ花

花くそ

 

 

それから一度帰宅し、会長のご夕食の準備をし、自分の準備もし、会長に再び外出する旨を告げる。

 

 

聞いちゃいないような不機嫌な顔で箱に収まっていたが、時間がいい感じにギリギリなので無視。

 

 

かいちょー

 

 

話は少し遡り、1カ月以上前の6月のある日の事。

 

 

「今落ち込んでるの(´・ω・`)」

 

 

と母が言った。

 

 

「そうなんだ」

 

 

・・・で終わると「どうして聞いてくれないのっヽ(`д´;)ノ」と余計面倒になるので、一応聞いておいた。

 

 

「どうしたの?」

 

 

何でも、公衆浴場に行った際に脱衣所に忘れてきたのか、時計をなくしたらしい。

 

 

それも一週間以上前の事で、ずっと探してるけど出てこないのだとか。

 

 

母は私のように日々モノを失くす人ではないので、母が何かを失くし、かつ数日探し続けても見つからないのであれば、それは遺失したと考えるのが妥当である。

 

 

つまり、二度と出てこない、と。

 

 

それほど大切な時計だったのかーと考えたが、聞くと何やら私が昔プレゼントした時計だとか。

 

 

当の私が覚えてないんだから言わなくてもいいのに、母が気に入って大切に使ってたのなら、そりゃショックだ。

 

 

という事で、その翌日、誕生日プレゼントに新しい時計を買ったのである。

 

 

巻き戻し終了。

 

 

んで。

 

 

待ち合わせ時間ギリギリピッタリに合流し、前々からのリクエストの、貝料理メインの居酒屋へ。

 

 

「今日スカートにしたのっ(*´ω`*)カワイイしょっ(*´ω`*)♪」

 

 

「かわいいね」

 

 

「でしょっ(*´∀`*)!スカート履いたらかわいくなるのっ(*´∀`*)♪」

 

 

・・・。

 

 

どんなロジックかわからないけど、頷いておいた。

 

 

店内に入りテーブルに落ち着き、今日ばかりは乾杯の音頭は私の役目である。

 

 

「数日早いけど、誕生日おめでとー!」

 

 

「ありがとーっ(*´∀`*)!」

 

 

バースデーカードには、筆と墨を買って書をしたためておいた。

 

 

メッセージ性よりインパクト重視。

 

 

『粋』

 

 

・・・・・・。

 

 

「これバースデーカードね。で、これがプレゼントね」

 

 

するとプレゼントの箱を見た瞬間、母は騒ぎ始めた。

 

 

「違う違うちがうチガウっヽ(`д´;)ノ 私頼んだのコレジャナイのっヽ(`д´;)ノ これ違う違う違うっ(´;ω;`)!」

 

 

見もしないうちからこの騒ぎ様は・・・何事だ?

 

 

「なんか頼まれてた?」

 

 

「姿見欲しいって言ったもんっ(´;ω;`)!」

 

 

そういえば言ってたような気も・・・

しなくは無い。

 

 

でもいくら何でも、親子の間に大掛かりなサプライズは必要ないとは言え、お待たせー!って姿見鏡を担いで来れるかっ(╯°□°)╯︵ ┻━┻

 

 

「家に届くように注文しておくね」

 

 

ようやく平静を取り戻した母は、すっかり忘れ去られていたプレゼントを開けた。

 

 

「わぁーっヾ(*´∀`*)ノ時計だぁーっヾ(*´∀`*)ノすごーいきれーいっヾ(*´∀`*)ノ」

 

 

母が失くした時計は、あれから更に時間が経ってから、洗濯機の中から発見された。

 

 

脱衣所に忘れたら困るからと、着ていた服のポケットにしまった事を忘れ、その服を洗濯したら出てきたんだとか。

 

 

時計の数が増えただけだけど、結果オーライ。

 

 

「あまり無い色だけど、いい感じに肌浅黒いから白い時計も似合うかなと思って」

 

 

「浅黒いんじゃなくて地黒なのっヽ(`д´;)ノ  このメーカーなんて読むの(*´・ω・)? オレ・オレ(*´・ω・)?」

 

 

どふっ。

そんな、まさか。

 

 

時計メーカー・俺俺。

 

 

「いいよ、オレオレで」

 

 

早くもひと騒ぎしたところで、まだ何も注文していない事に気づく。

 

 

しかも、お腹はペコリータ。

 

 

「牡蠣食べよー牡蠣っ(*´∀`*)!わたしこの”小”でいいよっ(*´∀`*)!小をねー、10個ぐらいっ(*´∀`*)!」

 

 

「10個・・・それなら中5個にしようよ」

 

 

牡蠣ぽん

 

 

「これ頼んでみよう。上サガリたたきとアボカドのカルパッチョ」

 

 

「美味しいわっ(*´∀`*)!肉やらかいわっ(*´∀`*)!」

 

 

器が大きすぎてテーブルに乗り切らないので、小皿に無理ヤリ盛り変えた後の、アフター画像になってしまいました。

 

 

牛サガリ

 

 

「牛タン食べたいなぁ(*´ω`*)」

 

 

「じゃあ芯たんあるからこっちにしよう」

 

 

「でも高いよっ(; ´Д`)ノ」

 

 

「誕生日終わったら正月まで何もないから、今日はいいんだよ」

 

 

「(;´Д`)!!何もないのーっ(;´Д`)!?」

 

 

「何もない」

 

 

そんな芯たんはこちら。

 

 

下にあるのが岩塩プレートで、自分で塩加減考えながらお食べなさい方式。

 

 

芯たん

 

 

母が絞り散らしたレモンの種が、さり気なく存在感を放っていた。

 

 

そして、一番最初に母が頼んだテール煮込み。

 

 

テールってスープ取るために使う事が多いんだけど、肉は煮込むと柔らかくなる。

 

 

けど、骨ごと煮込むって事は、もちろん骨付き肉的な感じで出てくる。

 

 

骨から肉をほぐして食べるといった行為に嫌気たさした母は、これまた小皿に移し替えたまま手を付けない。

 

 

仕方ないので、私は黙々とテールの肉をほぐす。

 

 

テール

 

 

最近こんなのばっかりだなぁ・・・。

 

 

 ぉあ!

 

 

アップルパイ!

の存在を忘れてた。

 

 

「ケーキ作ってきたよ」

 

 

「ほんとーっヾ(*´∀`*)ノ??じゃあ食後のデッザート食べないわっヾ(*´∀`*)ノここじゃ食べれないしょっ?カラオケ行く(*´ω`*)??」

 

 

カラオケなら持ち込みオッケーなので、食べ終わったらカラオケに行く事に。

 

 

大分お腹いっぱいになってきたけど、お店のコンセプトが『貝とモツ』なので、モツかぁ、、と思いながら、定番のもつ煮を食べて〆にしようと思った私。

 

 

もつ煮

 

 

そのお味は・・・

 

 

うん、普通。

 

 

余程キテレツな作り方をしない限り、大体どこで食べても大体な味がする、ある意味大外れは無い安心のもつ煮です。

 

 

んで。

 

 

繰り返すが『貝とモツ』がコンセプトなので、『活貝のバケツ焼き』と『貝モツ鍋』が、看板メニューとしてある。

 

 

「他のもの食べて後から頼もうかー」

なんて悠長な事を言ってたら、母も私もだんだん苦しくなってきて、だんだん食べれなくなってきた。

 

 

よくあるパターン。

学習しない私たち。

 

 

でも諦めない母は、貝だけじゃなくてモツも食べたいと言うので、『貝モツ鍋』をオーダー。

 

 

カセットコンロの上に貝とモツが入った鍋が置かれ、「出来上がったのが来るんじゃないんかい」と二人とも若干テンションが下がり、メインのはずなのに私も写真を撮り忘れる。

 

 

そしてモツに火が通り貝も皆口を開けたので、一口食べた母の感想。

 

 

「あっちのモツ鍋屋さんの方が美味しいわぁ(´・ω・`)」

 

 

・・・・・。

そりゃそうだ。

 

 

母を連れて何度か行ったお店で、私はこの街で一番美味しいモツ鍋屋だと思っている。

 

 

一度行くとなぜか二度目には顔を覚えられているという、私の醤油顔の効果はその店でも発揮され、「あっ、毎度様です!」と謎の挨拶で迎え入れられる。

 

 

この謎は、いつか解明したいと心底思っている。

 

 

という事で、メインの写真が不在という事態になってしまった。

 

 

ご馳走様でありました!

 

 

からーのー。

カラオケ。

 

 

で、冒頭の灼熱のバースデーアップルパイもどきのお披露目。

 

 

の前に。

 

 

こうなるんじゃないかと予想してた私は、抜かり無く小道具も用意してきていた。

 

 

母にはバースデー帽子を。

私にもパーティー帽子を。

 

 

バースデー帽子

 

 

「今思ったんだけどさ、さっきから店員の人がジロジロ見てくるのって私たちが帽子被ってるからかなぁ(´・ω・`)?」

 

 

「間違いなくその通りだと思う。気にする必要なし」

 

 

「そうだよねっヾ(*´∀`*)ノ♪」

 

 

謎に頭ブンブン振り、帽子が揺れる。

 

 

 そして、母の誕生日といえば!

 

 

一年に一度しか歌わない、母用のバースデーソングがある。

 

 

Birthday Song.

何となく横文字にしてみた。

 

 

ケーキにローソク立てて、Birthday Songを歌い。

 

 

アップルパイもどきでーーー

 

 

誕生日おめでとう٩(๑´3`๑)۶

Apple

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