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オーガニック酔拳。

大阪出張二日目。

 

 

毎度の事ながら、ホテルの部屋のゴミ箱には2Lの水のボトルが数本入っている。

 

 

朝は早いし夜も遅いから綺麗に清掃はしてくれるんだけど、一日わずか数時間しかホテルにいないのにナゼにこんなに水が無くなるのだろうか・・・。

 

 

普段家では、3年前に誕生日プレゼントで頂いた、お姉さんが丁寧に話しかけてくれる浄水器というか整水器というか、

何か高機能なマシンから排出される水や、20Lの「日田天」を飲んでいる。

 

 

「ひたてんりょうすい」が正式名称なんだけど、長いから「ひたてん」。

 

 

 

 

これらの水を私は一日にどのくらい飲んでるか把握してないが、出張でどこかに行くとよーくわかる。

 

 

外で飲む水の量も合わせたら、ざっくり一日3.5Lは飲んでると思われる。

 

 

そういえばだいぶ前に、母が

「テレビでやってたんだけどねっ(´∀`*)

老人ホームのテレビだったんだけど、毎日1リットル水飲むようにしたら、

おじいちゃんだんだん元気になってったの(´∀`*)!

寝たきりだったのにラジオ体操できるまで元気になったのっ(*´∀`*)!

だから水っていっぱい飲んだ方がいいんだわっ(*´∀`*)!!」

と言っていた。

 

 

半年以上前の事だけど、老人ホームのテレビじゃなく、テレビでやってた老人ホームの番組ねと、ツッコミはしなかったが。。

 

 

私は基本的に一日一食で、一日に3〜4Lの水を飲んでるという事になる。

 

 

ラジオ体操はしないけど。

 

 

ベースが肉体労働と頭脳労働の割合が1:9なので、一日三食食べなさい!とか言われても、

食べるって行為自体がその消化のために消化器官はエネルギー使うし、

体が疲れてる訳じゃないからそこまで食事からのエネルギーって必要ないし。

 

 

だから、もずく酢とか。

納豆とか。

野菜ジュースとか。

 

 

先日たまたま肉体労働と頭脳労働についての会話をしたので、何となく自分を振り返ってみた。

 

 

あ。

 

 

半年前に

「だから私もいっぱい水飲むようにするわっ(*´∀`*)♪」

 

 

と豪語していた母は、

今は恐らくその発言の記憶すら失われていて、

コーヒー以外には一日せいぜい麦茶をコップ1〜2杯程度と、

寝たきり生活まっしぐらである。

 

 

発言には責任を持ちたいと、母を見てると常々実感する娘の私である。

 

 

んで、大阪出張二日目の夜。

 

 

意外と早めに拘束が解かれたので、滞在ホテル近くのオーガニックワインバルと言う、コンセプトがいまいち良く分からない店に入ってみた。

 

 

他にも何軒かお店があったのにも関わらずナゼその良く分からないの店を選んだかというと、

その店が1番ヒマそうというか、お客さんが誰もいなかったから。

 

 

私には、1人で食事する時は目に入る範囲で1番ヒマそうな店を選ぶ傾向がある。

 

 

しかーし。

 

 

大概は私が入るとどんどんお客さんが増えていき、やがて繁盛店になっていくという不思議ジンクス。

 

 

静かにゆっくりできるから選んだのにー(`;ω;´)

とも思うが、繁盛するのは良い。

 

 

うん。

よい。

 

 

大阪だろうが東京だろうが北海道だろうが、どこにいても「せっかく来たんだから」とかの「せっかく根性」が私には全くないので、

『紅トロサーモンのカルパッチョ豆乳ソースがけオーガニック野菜と共に』ってのをオーダー。

 

 

単純にサーモン好きだし。

カルパッチョ好きだし。

 

 

 

でもメニュー見た瞬間、ナゼこの店に客が入らないのかわかるような料理のネーミング。

 

 

オーガニック押し過ぎてよくわからんし(*_*)

 

 

美味しかったけど、全部食べきれなかった。

 

 

oganic

 

 

なぜなら。

 

 

な・ぜ・な・ら!!

 

 

食べるヒマが無くなったから。

 

 

私はただでさえ、食べるのが遅い。

 

 

母には

「食べるの遅すぎるんだわぁ(´・ω・`)」

 

 

と言われるが、

ゆっくりで健康的と言ってもらいたい。

 

 

20分程経った頃、おじいちゃんとお姉ちゃんの二人組が店に入ってきた。

 

 

私はカウンターの端に座っていて、席ひとつ挟んで二人は座った。

 

 

関西人というか大阪人はよく喋るので、バックミュージックだと思う事にして本を読みながらカルパッチョをチョッとずつ食べていた。

 

 

の・に。

 

 

ボトルワインを飲んでいた隣のお姉ちゃんの

「お姉さんも良ければどうです?このワインすっごい美味しいんですよ!」

 

 

とのお誘いに、

「ありがとうございます。じゃぁ頂いてもいいですか?」

 

 

と、笑顔で応じたのが悲劇と喜劇の始まりであった。

 

 

1杯が2杯になり3杯になり、二本目のボトルが空き、三本目が入った頃には、

おじいちゃんもお姉ちゃんもトイレには酔拳の様な足取りで行くわ、

同じ話を何度も何度も繰り返す、

典型的な酔っぱらいになっていた。

 

 

お姉ちゃん

「あれや!今流行りの民泊や!うちに泊まり!」

 

 

いや、ホテルすぐそこ・・・。

 

 

おじいちゃん

「出会いこそ人生だからな。毎日散歩で公園行ってな?」

 

 

はい・・・。

 

 

お姉ちゃん、グラスの外にワイン注いでるし。

 

 

おじいちゃん、空のワイングラスで空気飲んでるし。

 

 

本は数ページ読んだだけでカウンターに伏せたまま、カルパッチョは3分の一くらい食べただけ。

 

 

で、閉店のお時間。

午前0時。

 

 

私は料理を残してしまった事を店の人に詫び、二人より先に会計をして小走りでホテルに戻ったのであった。

 

 

そして今日、大阪三日目の朝、母からメールがあった。

 

 

”おはよう^_^

プリンセス、朝起きた時は部屋にいたのに、散歩終わって帰って来たら部屋中何処探しても見当たらないの(・・;)

仕方ないから、部屋の中の戸全部開けて来たけど、喧嘩しないかなぁ”

 

 

そう。

会長はひめであり、プリンセスでもある。

 

 

(日本語がほとんど話せない)カナダ人の友人に、我が家にはひめがいて母の家には花がいる、

と何かの会話の流れで話した時、

「ひめってどういう意味?はなはどんな意味?」と聞かれた事があった。

 

 

意味など無い。

 

 

と言う訳にも行かず、かと言って意味が無いとも言えず、

「ひめは英語でPrincess。花は英語でFlower。」

とただ事実のみを伝えた経緯があり、

それ以来、会長=ひめ時々プリンセス。

花=鼻時々フラワー。

 

 

夜、仕事から帰った母から再び連絡があり、

”お疲れ様^_^

二匹共無事だった^o^”

と。

 

 

会長が花にケガを負わせていないか、

会長は脱走したのではないか、と、

色々と心配していたらしい。

 

 

その頃私はといえば、「じゃんけんの勝者が店を選び、敗者が全員分を支払う」という真剣勝負を終え、

全勝した私は

「生臭くない生の美味しいホタルイカが食べたいなぁー。旬だし。」

と、大阪では叶いそうもない事をふわっと呟いていた。

 

 

しかし、結局この日私が食べていたのは、キムチ奴。

 

 

Princess

 

 

ホタルイカは・・・

 

出てこなかった・・・。

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